山本 正勝 インタビュー
パラダイス手書き文字
タイトル
山本 正勝

山本 正勝

年齢: 54歳

出身地: 大阪府

移住年: 2020年

肩書: デザイナー

居住地区: 旭

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もともと山の暮らしとか、江戸時代みたいな暮らしに憧れがあったんです。いつかそんな素朴な暮らしできへんかなって。イメージしてました。
でも上勝に来る前は大阪にいて、商社でプロダクトデザイン、設計や、制作全体の進行をする仕事をやっていて、新幹線や飛行機乗ってあっちこっち行って、せっかく35年ローンで建てた家が寝るだけの場所になってました。ご飯も近くのイオンで惣菜買って...「俺の体はイオンでできてんのか...」って気持ち悪くなっていました。これは暮らしを方向転換したいなと感じて。日中一緒に暮らしてる猫にも会われへんし、仕事してても猫を見られる環境にしたい...そう考えて移住先を探すことにしたんです。

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四国のどこかにしようって考えてたんですが、徳島の「上勝パラダイス」って言葉が目にとまって、なんじゃこりゃ、面白そうだなと思ったんです。それで上勝役場に連絡したら、今なら晩茶の茶摘み体験できるよって教えてもらって。じゃあそれもやってみようと行ったんです。そうしたら、すごくいいロケーション。標高も高いところだったから開けてて見晴らしも良くて、向こうの山が見えて、すごい景色やなぁと感動したんです。次来た時にはもう「空き家あったら教えて欲しい」って役場でお願いしてました。いくつか紹介してもらった空き家の中で、今住んでるところを見た瞬間「あ、ここや」とピッときたんです。隠れ家的な立地、家のサイズ、農地もついててイメージしてた山の暮らしができると思いました。山の水を引いてる集落というのも嬉しかった。
あと、道路も遠いし、家も広くて猫も安心して暮らせそうと思いました。それが一番でした。

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すぐに大家さん紹介してもらって家を借りました。
直したいところはいっぱいありました。全部畳だったので、猫が走り回れるように柔らかい杉板のフローリングにしたり、最初は木の建具だった窓にサッシを入れたり、このへんは大工さんにお願いしてですが色々とやりました。自分でも、トイレが水漏れしていたので調べて直したり、障子の張り替えをしたりしました。
もともと掘り炬燵だったところに、囲炉裏作って、結局そこに薪ストーブ置いてるんですが、この囲炉裏は上勝町に住んでいる昔佐官やってた人を紹介してもらって、その人と一緒に作りました。自分でレンガを敷いたり。他にももともとあった屋根の窓に薪ストーブの煙突通したり、雨樋のところ直すのもその人にやってもらいました。

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薪ストーブは冬めっちゃあったかいし、煮炊きもできていいですよ。せっかく作った囲炉裏に置いちゃったけど。
他にも縁側にウッドデッキをCADで設計して自分で作りました。図面引いてるのと違って、全然地面がまっすぐじゃないから帳尻合わせるのが苦労しました。

でも特に大変だったのは水を家に引いてくる作業ですね。家主に手伝ってもらって自分でやったんですが、何キロも先に山からの水貯めてるタンクからホースで水を引いてくるんです。最初の1、2年は大変やった。冬場にすぐに凍ってしまって。最初は細いホースで引いてきたので、1年に3、4回凍ってました。これはあかんって太めのホースを引き直して、それも何回か引き直しました。試行錯誤でしたね。現在は年1回の凍結で済んでます。まぁ凍結したとしても、それもイベントくらいの気持ちでいます。これはもう風呂入れんから、1週間月ヶ谷温泉いくしかないと。

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借りたばかりの時、家の中はぐちゃぐちゃで家財道具がたくさん残っていたんですが、それを引っ張り出すのを集落の人みんなが出て来て手伝ってくれたんです。まだ越して来たばっかりで知らないやつなのに、本当に親切で。近くの工事に来てる建設業者の人まで手伝ってくれて。なかなかないことですよね。すごいです。
引っ越して1年目は、集落の人を誘って何回かバーベキューをやったんです。自分で作ったウッドデッキでもやりました。仲良くできたらと思うし、どんな人たちなのか知りたいなと。そこから特に最初の1年目は、近所の人が野菜持ってきてくれたり、おかず持って来てくれたりしました。やっぱり一人で引っ越して来たし、どんなやつかな?もあるだろうし、心配してくれたんやろうと思います。集落の神社やお寺の行事なんかも積極的に参加して、だんだんみんな知ってくれて。集落の人たちとは、いい関係でいられてると思います。遠い親戚のような感じです。

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仕事はプロダクトデザイン設計をリモートワークで請け負ってます。現場を見られないという点は難しいところですが、全然問題ありません。大阪で暮らしていた時よりもストレスなく仕事できてて、アイデアどんどん湧いてくるし、猫もずっとすぐそばにいて、仕事したくて仕方ない。しんどいことがない。
最初の1年はあまり仕事がなかったですが、その期間があったおかげで、家の修繕や畑いじったり、集落の人たちと接する機会も多く持てたと思います。生活してると、凍結が大変だったり、カビもすごいので苦労したり、色々ありますが、そんな不便も楽しめる気持ちを持つことができれば、上勝はパラダイスです。
今は農業のスキルを上げていきたい。いずれは自分の食べるものは自分で作りたいと思ってます。

山本 正勝

1日の流れ

5:00~6:00 起床

6:00~ 朝食 朝はパン

7:00~仕事スタート

11:30ぐらい~ 昼食の準備、昼食

17:00 仕事終わり

18:00 夕食 

得意なものは和食、でもなんでも作る。鶏肉炒めたり、かぶ煮たり、里芋炊いたり

20:00 お風呂

21:00 就寝

※ほぼ22:00までは起きてない。大晦日も21:00に寝た。

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