芳賀 元太 インタビュー
タイトル
芳賀 元太

芳賀 元太

年齢: 44歳

出身地: 北海道

移住年: 2012年

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東日本大震災が起きた時、僕は神奈川にいました。
電気が止まり、食料もない恐怖と不自由さを体験して、便利な暮らしに頼っていたなと強く実感。その体験をきっかけに便利さを求めない、自給自足に近い暮らしをしたいと思うようになりました。
そして、30代後半で地域の担い手を作るインターンシップに参加。その時訪れた先が上勝町でした。
地域活性化のノウハウを学びながら、柑橘農家や彩農家の手伝い、鹿除けのためのネット張りなど様々な体験をさせていただきました。
人付き合いが苦手であまり自分からは話せない性格でしたが、地域の方は気にしてよく声をかけてくれました。

そんなある日、「お宮にお詣りに行く」と言うおじいさんについて行くと、「研修で芳賀元太さんという方が上勝に来てくれました」と手を合わせて神様に報告してくれていたのには涙が出るほど感動しました。“上勝っていいな!”と思った瞬間でした。
また、「川縁歩いたら、どんがんに足をすくわれるぞ」と注意された事もあり、言った人がその後川に落ちていました。どんがんは、亀や河童、水の精のこと。昔話や伝説がとにかく好きなので、日常の中で自然とそういった話が聞ける暮らしは本当に面白いです。

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今の主な仕事は「町の救急搬送員」ですが、その他にも、正木ダムの宿直員、野菜の配送、農家さんの手伝いなどいろいろな仕事を掛け持ちしています。仕事は全て地域の方から紹介していただきました。

移住したばかりの頃、農家さんから「ヒマなら手伝って」と声をかけていただき、手伝いに行ったことをきっかけに「こんな奴がいるよ!」と、自分の存在が口コミで一気に拡がりました。怪しい奴ではないと知ってもらえると、次から次へと仕事が舞い込んでくるようになりました。
山小屋でも建てて、田舎でのんびりひっそり暮らすのが密かな夢でしたが、これ程までに人に頼られる日が来るとは思っていませんでした。今ではこんな生活もいいかなと思っています。
「とりあえず来てくれ」と地域の方から電話があれば、要件は何も聞かず、「今日は何をするんだろう?!」とワクワクしながらお宅へ向かいます。引っ越しの手伝いや空き家のゴミ回収、草刈りなど、何でもやります。幸せなことに今は忙しくてほぼ休みはありません。
期待に応えられているかは分かりませんが、自分を必要としてくれる人がいて、喜んでもらえる人がいるから今もこの町に住んでいるんだと思います。

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移住前はお試し滞在など、何度も現地に足を運んで情報を集める事をお勧めします。
田舎に移住したいなら、仕事は職種や給料などの条件にこだわり過ぎないこと。農業バイトなどいろいろありますよ。
その上、いろんな家に行って地域の方から昔話を聞けるのは本当に貴重な体験だと思います。

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