山口 智美 インタビュー
タイトル
山口 智美

山口 智美

年齢: 51歳

出身地: 宮崎県

移住年: 2019年

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幼い頃から、物を作ることが大好きで身の回りにある材料で手作りをしていました。

高校を卒業後に上京し、縫製の仕事に就きました。その後ちがう分野で働いたりもしましたが物づくりから離れられず、フランスの手芸材料をあつかう会社に就職しました。

2001年に京都に転勤になり、その6年後、布を使った創作家として独立しました。それから13年、関西を中心に展示活動を続けてきたことで人の繋がりにも恵まれました。感謝でいっぱいの日々でしたが、50歳という節目に"もっと成長したい"、"自分を変えたい"と、人生を考えることが多くなりました。やがて、その強い思いは自分にプレッシャーをかけることになり、不安や焦りを感じるようになりました。

そんな時、久しぶりに再会した友人がいました。彼女は小さな部屋に住み、余計なものは持たず、考え方もシンプルでした。話を聞くたび、自分の暮らしに対する考え方が世間の常識に囚われていることを痛感しました。彼女がしていることは難しいことはひとつもなく、わたしも出来そうなことから取り入れていきました。
 
環境を変えてみるのもいいかもしれない、と思うようになった頃、「ゼロ・ウェイスト」を知りました。”ごみの無い世界へ”というタイトルのラジオ番組を聴いたことがきっかけです。創作する中で出てしまう端切れのアイデアを探していたこともあり、『無駄をなくす=ゼロ・ウェイスト』という取り組みが、まさに自分がやっている活動に結びついているように感じました。

翌月には上勝へ向かい、農業体験や視察ができる3日ほどのプログラムに参加しました。いくつかの事業所をまわり、町民の方とお話しする機会を持つことも出来たのですが、移住は考えませんでした。ですが、京都に戻ったあと、町民の方より『引っ越されたばかりの一軒家があるから遊びがてら見に来たら?』とお誘いを受け、行ってみることにしました。大きなお家だったので、一人暮らしには広すぎる、と思いながら同時に、山間の町での暮らしをリアルに感じるきっかけにもなりました。不思議ですね、「移住をしよう」という確かな気持ちに至ってなかったものの、その後たまたま空きの出た住宅を紹介してもらうことになり、流れに乗るように話がまとまっていきました。

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5月、庭の木にたくさんの赤い実がなり、ジャムを作りました。ユスラウメの実でした。6月、植えた覚えのない南瓜が勢いよく育ちました。生ゴミを堆肥化するために埋めた種が発芽したもので、植物の生命力に感動しました。11月、赤や黄色で彩られる山の景色と澄んだ空気に心がすっきりしました。
こうして、自然と人々の暮らしが結びついていることを実感し、そこに身をおくことの喜びを感じるようになりました。特別なことをしているわけではないのに、自然に身を委ねることの大切さを知りました。


活動の仕方についても、生地を仕入れて創作するスタイルから、いま持っている生地や材料に新しい気持ちで向かい、デザインする方向に変えました。
 『ちょっとしたアイデアと工夫から生まれるフレッシュな感覚』、この想いが私にできるゼロ・ウェイストなのだと思います。

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すべてはタイミング。行動してみないとわかりません。

整えていくのは、その後でも遅くはないと思います。

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