皆さんこんにちは!ちはるです。
いつの間にやら4月も後半・・・
桜の季節は早々と過ぎ去り、今度はツツジの見頃を迎えている上勝町です🌼
マイペースで更新しているこのブログ、移住希望者向けなので町内の人はあまり見ていないと思いきや、
『最近更新してないやん』と、町内の方よりご指摘を受けました。
見ていただいていることに驚きと嬉しさ!ありがとうございます頑張ります!!!
と、いうことで今回は上勝で作られている不思議で楽しいオモチャのお話を。
そのオモチャの名前は『てるぺん』。
杉から作られる椅子の形をしたかわいい木のオモチャです。
『てるぺん』という名前ですが、もともとは植物が出す香りの成分のことを指すそうで、
エッセンシャルオイルや香水などの主成分などで使われています。
ふわっと香る杉の木の香り(てるぺん)を感じてもらいたいという思いが込められ、そのままオモチャの名前になりました。
さて、このオモチャをどのようにして遊ぶのかというと・・・
すべて同じ大きさ・かたちをしているので、重ねたり、積み上げたり・・・!!
もはや「椅子」の概念が無くなりますよね。
しかし、それがこのオモチャの醍醐味なんです。
このてるぺんの生みの親である田上さんによると、オモチャの形を「椅子」にしたのも、
「誰が見ても椅子」という、わかりやすく先入観や固定概念があるものを敢えて商品にすることで、
椅子で椅子じゃないものを作るというクリエイティブな発想を引き出すオモチャにしたかったからということ。
↑製作者の田上さん
普段わたしたちは「記憶」するときに左脳を、「発想」「想像」「クリエイティブ」なことを考えるときには右脳を使っているんだそう。
しかし、多くの人は右脳を使う頻度が一生のうちで2割程度なんだそうです。(もちろん人によりますが)
一生で2割!?という衝撃。
考えてみると確かに先入観や固定観念に捉われていることってよくありますよね。
分かりやすい例で言えば血液型で性格を判断する、わたしもよく言ってしまう「O型なんで」という言葉。
これ、まさしくですよね。
そういった先入観や固定観念をほぐしていく、好奇心を引き出し、遊びながら右脳を活性化させる。
そのために作られたのがこの「てるぺん」なのです。
「ただの椅子が椅子じゃなくなる」、正解は無限にある。
なるほど!自由に遊べばいいんですね!!!おもしろい!!!!
と、そういった話を聞いたうえでわたしもてるぺんで遊ばせてもらったんですが、これがなかなか手が動かないんです。
どうしても「なにつくろう・・・?」と考え止まってしまう。
長年あまり使われる機会なく凝り固まっているのであろうわたしの右脳・・・無念。
ちなみに、「積む」だけでなく、このように「組む」こともできるのもこだわりのひとつ。
これだけでさらに発想の幅がぐんと広がりますね。
てるぺん作成にあたり、工場をつくり、専用の機械まで開発したという田上さん、本当にすごいです。
ちなみに、てるぺんの形に切ったあと、どうしても残ってしまう木のとげやざらつきは最後にひとつひとつ手作業で磨きあげ、すべすべな触り心地に仕上げます。(この磨き上げの作業のバイト募集中!)
このように熱い想いとこだわりが目いっぱい込められて作られたてるぺん、
実は昨年、遊びのスペシャリストの投票で選ぶおもちゃの賞『グッド・トイアワード2020』において、
「芸術と遊び賞」を受賞したんです👏!!!
遊びのスペシャリストも太鼓判をおすこのオモチャ、みなさんも遊んでみたくなったことでしょう☺
お子様がいる方は、遊ばせてみたら天才的な能力が垣間見えるかも・・・?
ぜひ実際に手に取って遊んでみてくださいね♪
(ヨーグルトメーカーが欲しくてたまりません。持っている人いたらレビューをぜひ!)
ちはるでした!