にほんの里100選に選定された八重地集落にある『茅葺き民家・花野邸』
ここでは、茅葺き屋根の修復作業を行うために「かみかつ茅葺き予備校」を11月から2月まで開催しています。
私も茅体験には興味があったので、今回初めて参加してみることにしました。
防寒対策をし、手袋と長靴を準備し、さぁ茅体験頑張るぞ!と意気込んていましたが、この日はあいにくの雨。
予定が急きょ変更になり、参加者全員で茅葺民家で昔の暮らし体験をする事になりました。
結果はともあれ、雨が降ったおかげで、幻想的な風景に出会うことができ、何だか得した気分でした。
今回、茅葺き予備校に参加された方は、地域の方々を含めて、総勢15名ほど。
徳島市内や県外からの参加者もいました。
暮らし体験ということで、まずは囲炉裏の火起こしから・・・
煙で涙目になりながらも赤々と燃える火を見ると、自然と元気になるというか癒される。火には不思議な力があるなといつも感じます。
密かに、いつかは囲炉裏や薪ストーブのある暮らしがしてみたいという憧れも。
でも、山奥にいながら、家は超快適で都会とあまり変わらない便利な暮らしをしているので、実際のところ出来るかどうかは想像がつかない。体中いぶされ、無事に火起こしを終えた後は・・・
お昼ご飯用のあめごの塩焼きの竹串を作る作業。なたを使って、竹を細く薄く、先を鋭角に。
実際に竹を削るのは難しくて、あまりにも不器用な私を見かねて、気づけば手取り足取り状態でした。撮影:kii 大越 はじめ
さらには、囲炉裏で焼くため、あめごの焼き目をひっくり返した時に、あめごがクルクル動かないよう、あめごの体に竹を入れる時も慎重に慎重に・・・
初めて魚を触った学生もいて、その子からしたらあめごの口から竹をさすのはかなり衝撃的だったようで、悲鳴を上げてました。
撮影:kii 大越 はじめ
その後は、各々薪を割ったり、縄ない体験をしたり。
手と手を合わせれば、何本もあった藁がみるみるうちに魔法がかかったように1本の縄に・・・
自分でやると全然上手くいかんからイライラするけど、見てるとメチャクチャ楽しくてハマっちゃいます。
気付けば火起こしや竹串作り、縄ない、薪割りなど、いろんな体験をしていて、久しぶりにかなり没頭していて、あっという間にお昼の時間でした。
今回いただいたのは、上勝の柑橘をたっぷり使った『かきまぜ』、中内さん家で養殖された『あめごの塩焼き』、関さんが捕獲した『鹿の肉汁』、関さん家の畑で採れた『大根のなます』
ほぼ上勝町のものばかりです。
本当に美味しくてお腹も心も大満足。ごちそうさまでした!
上勝町で田舎暮らし体験で滞在中の方と一緒に参加しましたが、私もまだまだ山での暮らし初心者なので、知らないことだらけ。やりたいことだらけです。
興味のある方は、今度一緒に体験してみませんか?
次は、1月26日(土)茅葺屋根の足場づくり ⇒ 予定変更:2月16日・17日の2日間で実施
最後は、2月16日(土)茅葺屋根の修復作業
実際に屋根に登っての作業は興味があるので、行こうかな・・・
その他も上勝ではいろんな体験ができるので、気軽に遊びに来てくださいね。
■茅葺予備校の詳細はこちら