みなさんこんにちは!ちはるです。
気付けば久しぶりのブログ更新。
そして気付けば季節もすっかり秋!!
上勝町も昼間の日差しはまだ強いですが、朝晩は肌寒いくらいで秋の訪れを感じています。
春に植えたお米の苗もすくすく育ち、稲穂は見事な金色に。
今日は上勝の中でも一番奥の地区、八重地で稲刈りをするよ~と声をかけてもらったのでお邪魔してきました!
今年はこの八重地の田んぼを町内外3つの事業所が借りて、田植え、草刈り、収穫まで行っているそう。
この日はその全事業所の一斉稲刈り日ということでした。
見事な秋晴れ!絶好の稲刈り日和です!
今日はコンバインとバインダーと手刈りで刈っていくということなんですが、
まずこちら、サイズ感が可愛らしい手押しタイプのバインダーという機械。
動かしているのは今日稲刈り初体験という男の子。
師匠の手ほどきを受けつつ、わたしが行った時には既にバインダーを自在に操っていました。
バインダーを使っているところをじっくり見たのは初めてだったんですが、これ、凄いんです。
皆さん分かりますか?
ある程度刈り取ったら、中にセットされた麻紐で稲が自動で束ねられて出てくるんです!
(↑ちょうど束ねて出てきた瞬間が撮れました!!)
凄くないですか!?この画期的な機械にわたしはめちゃめちゃテンション上がりました。
刈り取ったすぐの稲は水分量が多く、乾燥させないと腐ってしまうので、次は束ねられたものを干す作業に。
この作業を「はで干し」と呼ぶのですが、他の県では「はぜ掛け」や「はざ掛け」など色んな呼び方があるようです。
束を7:3(くらい)に分けて割合が交互になるように干していきます。
普通に半分に分けて干すところもあるようですが、↑のように干すとより乾きが早いそうです。
農家さんによっていろんな流派があるらしく、おもしろいですね。
出来上がりの姿の美しさ。
最近は全自動コンバインの普及が進んでいるので、はで干しをしている光景が見れるのも少なくなってきているそうです。
手間はかかりますが、この時期にしか見ることができない光景なので無くなってしまうと少し寂しく感じそうです。
と、いうことで、出ました!こちらが全自動コンバイン!
わたしの実家でもお米を作っているのですが、稲刈りはこの機械しか見たことありません。
こちらは稲を刈り取り、脱穀、選別まで出来てしまうという最強マシン!!!
・・・なのですが、
本日は朝から最強マシンが不調で動かないという事態が発生。
何人ものレジェンドたちが集まり色々と試してみるも、不調。
『おっと、これは全手刈りでいっちゃう!?』
と、まだまだ始まったばかりで体力有り余る手刈り組はやる気満々。
コンバインが直るまで手で刈ることに!
楽しさが滲み出てる良い顔!
美味しい新米が食べられるまでもう少し!
わたしも手刈り初体験!ザクッッといい音で刈り取れるのが気持ちいい!
しかし、ザクザクとリズムよく刈り取っていけたのは最初だけ。
屈み込みの姿勢と柔らかい地面、日差しに体力が奪われ・・・
後半は、皆で「コンバイン様、直ってください!」と願うことに(笑)
「昔は全部手作業でやってたんやもんね、すごいね・・・」
と、想像以上に過酷な手刈り作業を(数十分で)実感したのでした。
子どもたちもお手伝い!
「僕稲刈りできるよ!」という男の子は、先日保育園で稲刈り体験をしたそう。
上勝の保育園では、畑で野菜を育てたり、田植えや稲刈りなどの農業体験を積極的に行っていて、普段から自然に触れる機会がたくさんあるんです。
と、言っていたのも束の間。
『迷路だ~~~!!』と稲穂の間を駆け回り始める子どもたち。
そうなりますよね!しかし元気が一番!微笑ましい光景でした。
たくさん走り回った後は休憩。
片手に持っているおやつはドロップ。
大自然の中でのドロップはめちゃめちゃ映えます。皆さんぜひお使いください😄
1/4程度、手刈りで頑張ったあたりでお昼に。
わたしはお昼までの予定だったので帰ってきたのですが、午後からはコンバインが動き出し、夕方には無事刈り終えることができたそうです。良かった!
コンバインで収穫したものはそのまま乾燥機で乾燥、はで干ししたものは数日天日干しで乾燥させた後、脱穀をします。
その後、籾摺り→精米を終え、ようやく私たちの口に新米が入ることになります。
機械化が進んだとはいえ、美味しいお米を食べるまでには多くの手間がかかっているんですね。
毎年この時期になると実家から「新米できたよ~」とお米が届くのですが、かかる手間を知ると感謝が増し増しです。
感謝しつつ、今年の新米も美味しく頂きたいと思います!早く届かないかな~~~
今回お邪魔させていただいた皆さん、ありがとうございました!
(栗をいただいたので「わーい!栗ご飯作るぞ!」と思いながら、一週間が経過。そうです、剥くことを考えるとなかなか・・・よし、今週末こそ。)
ちはるでした!