![草木染めワークショップにお邪魔してきました🌿](https://kamipara.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1486-scaled-e1676524152492.jpg)
先日、協力隊として活動する石井さんより「草木染めのワークショップをするけど見に来ませんか?」と声をかけてもらい、合同会社すぎとやまの新しくできた神田アトリエへお邪魔してきました。
(以前の藍染め体験会の記事もまだお読みでない方はこちらから▶藍染め体験会に参加しました!)
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参加者は4名、まずは石井さんより今日の流れと今回の染料「日本茜」の説明を受けました。
今回染めるものはどちらも木糸”KEETO”を使った織物の手ぬぐいとハンドタオル。
このふたつから好きな方を選んで染めていきます。
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こちらが今回の染料の「日本茜」(別名:赤根)。こちらを煮出してつくったものが写真右の染液です。
この日本茜は上勝町内で採取したものだそうですが、実はこの日本茜、探そうと思ってもなかなか見つからないと言われているとっても希少なものなんです。
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岩場や石の間に生えていることが多いうえに、写真を見て分かる通り根がとても細く、見つけたとしても掘り出すのがかなり大変だそう。
名前の通り根が赤く、強い色素が溜まるまでに約3年かかるとも言われているそうです。
掘り出したときは赤というよりオレンジのような色ですが、煮出す際にお酢や米粒を一緒に入れることでより赤味が増すということです。
ちなみに、日の丸の赤も日本茜の色だと言われているそうですよ!
また、日本茜には解毒作用もあることから主に肌に触れるものへの染料として使われてきた歴史もあるようです。
(歴史は古く、なんと弥生時代からあったのだとか👀)
こんなに貴重なものを使って(しかも町内産!)染めることができるのは嬉しいですね。
ありがたみも噛みしめつつ、それぞれどちらの布を染めるか決まったところで染色スタート!
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今回体験された皆さんには手ぬぐいが人気でした。
染める生地をしばらくお湯につけたあと、さらに色を定着させるための媒染液に浸します。
この媒染液がまた面白いことに、複数種類があり、どの媒染液を使うかによって色が変わるというのです!
今回は一番手前に見える椿灰を媒染液として染めていきます。
ちなみにこの椿灰も町内で採れた椿の葉を灰にしているとのこと。原料のすべてが町内産とは感動です。
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媒染液から引き上げ、いよいよ染液へ!
ぐつぐつと沸騰しそうなほどの高温のなか、よくかき混ぜながら染めていきます。
(ちなみに温度も染料によって適温に違いがあるようで、まだまだ不思議がいっぱいで面白い!)
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ほどよく染まったところで引き上げ、水洗い→脱水したあとがこちら。
ほんのり淡い赤色に染まりました^^
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染める前の生地と比べると一目瞭然!一気に春らしい色に変身です🌸
手ぬぐいとハンドタオルではハンドタオルのほうがやや濃く色が入っていますね。この違いも楽しい!
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よく見ると、手ぬぐいもそれぞれ少しずつ色味が違っています。
藍染め同様自分だけのオリジナルでこれから迎える春にもぴったり。使うのが楽しみですね。
町内にあるもので出来るという驚きと学びもあり、染まっていく過程は見ているだけでも楽しい時間でした^^
これからも同様のワークショップを定期的に開催予定だということなので、皆さんもぜひ参加してみてくださいね♩
石井さん、参加者のみなさん、ありがとうございました!
(うっすら春の兆しを感じる今日この頃、しかしその前に恐怖の花粉シーズンが到来。はあ、なんだか打っているだけで目がかゆくなってきたような気がする・・・ちはるでした!)